GUN道

先日、街の中で不良にしつこくナンパされている異国の女人がいました。
ここは異国の女人のため一肌脱がねばと思い、不良の中に割って入り、説得を試みました。
ところが不良たちは
「あぁ?なんだテメー?死にてぇのか?」といきなり前蹴りをしてきたのです。
首の皮一枚というところでなんとか避けました。どうやら説得はできなさそうだったのです。
仕方ありません、奥義を使ってしまいました。
「よく見ておけ!これがGUN道奥義ケンジャの舞だ!!」
私はケンジャの舞を忠実に再現したのです。
ところがそれを見ていた不良たちはいっせいに爆笑し始めました。
「キメー!!キメーこいつ!!やばい!やばい!」
不良たちが爆笑している隙に、私は「ガッダイ!!テッジョウ!!」と叫び、女人にボディブローを食らわせて気絶させた後、
こんなところには用はないからスタコラサッサだぜと女人を担いで逃げました。
女人が気がついた後、「気がついたか?腹が減っただろ?信玄餅でも食うか?」と声をかけたのですが、何故かパトカーを呼ばれました。
助けてやったのになんていう仕打ちでしょう。
取調べ室では何度もスポットライトを浴びせられました。「うぉ!まぶしっ!」その記憶しか残っていません。
今では冤罪で刑務所の独房の中に突っ込まれています。
今刑務所から2chに書き込んでいます。今まで書き込まなかったのは思わず手を休めていたからです。
誰か助けて下さい。残念ながら私にはまだ「落ちながら戦う」という技は使えません。