ホワイトカラーエグゼンプションについて思うこと

いわゆる成果主義を目指す法案だそうです。
しかし実際に規定されているのはサービス残業の無賃金化という部分のみであり
成果を上げた場合の対応などが規定されていないため
現在の残業手当すら満額与えない(恐ろしいことに、1円たりとも与えない企業も多々存在する)
日本の企業体質からいうと、成果を上げた場合の給与や昇給、またそれに違反した場合についての
規定を定めないとただ単にサービス残業(無賃金残業)を合法化および助長するだけだと思われます。
更に労災なども下りず、健康管理面は個人の裁量に任せることで企業や経営者の負担を減らしますが、
その分労働者の負担が増えるでしょう(しかも無制限に)
労働者の体力や健康面などを全く考慮せず、
体力が無限にあり健康は一切害さないと仮定してある場合にのみ効果を上がる
まさに理想論(IT業界で言うところのチューリング機械?)だと思います。


要するに給料は増えず(むしろ残業をしなければ減給およびリストラ)
労働時間だけが無制限に伸びてそれに対する補償が全くない法律でしかない
と思うのですがいかがでしょうか
っていうか国全体に関わる重大な法律なのにところどころが不明瞭だったり
明示を拒んだりと一体全体どういうことでしょうか



ちなみに導入された場合、IT関連のエンジニアやシステム管理者は酷いことになります
バグなんて取ってもとっても消えないし、逆に増えることもあるし
システムの管理者も同様に作業に際限がないため
無期限の労働を課せられることに・・・
まあどっちかっていうと工業関連の場合はほとんどそうなんですけどね




参考文献
http://www.geocities.jp/whitecollarexemption/